Office2016でどのプロダクトキーを使ったのかを知る方法

 投稿日時
2015/12/16 11:31:08
 最終更新日時
2016/06/09 15:44:28

Windows 10とOffice 2016

Windows 10とOffice 2016が発売され、二ヶ月ほどが経ちました。Windows 8.1以前のPCでは罠かと思うようなアップデート案内も出ていますので、導入された方も多いのではないでしょうか。
私はプレインストール機の導入を依頼され何十台か触っているのですが、変更点について多くの発見があります。今日はそんな中でOffice 2016の変更点に関する記事です(厳密には2013の頃からの変更点になるのですが)。

Office 2016の新しい点

Office 2016のWebサイトを見てみると、新機能として「共同作業をより簡単に」「使いやすさの追求」などの項目が紹介されています。
ですが、私が何より新しいと思った点は「DVDなどのメディア販売が中止され、POSA(カード式)の販売のみになった」という点です。パソコンにプレインストールされているOfficeをお使いの方はそうでは無いと思いますが、自分が使っている2台のパソコンに入れたいと考えている方などは、こちらの形態で購入されていることでしょう。

複数のライセンスの管理

私が今回直面した問題を説明するために、以下のようなシナリオを考えてみます。

あなたは、3台のパソコンにOffice 2016をインストールしたいと考えています。1枚のカードで2台のパソコンにインストールできますので(使用者が同一の場合)、パソコンが3台の場合、カードは2枚必要になります。カードの裏面にはコインで削れる箇所があり、削るとプロダクトキーが出てきます。そのプロダクトキーを使ってパソコンにインストールを行いました。めでたしめでたし。

ところが半年後、あなたはもう1台パソコンを購入しました。半年前に買った4ライセンスのうち1つが余っていますので、それを使いたいと思います。ですが、どちらのカードのライセンスが余っているか忘れてしまいました。さて、どうすれば余っているライセンスがどれか知ることができるでしょうか?

プロダクトキーを知る方法はあるのか

多少パソコンの経験がある方なら「Officeアプリケーションを起動して『アカウント』を見ればいいのでは」と思われるかも知れませんし、もっと経験のある方なら「レジストリを見ればいいのでは」と思われるかも知れません。
ですが、私がサポートに問い合わせた限り、そういった方法ではどのプロダクトキーを使ったか知ることはできないようです。

その理由は、「Office 2016では、カードに書かれているプロダクトキーと、(内部で)インストールに使われるプロダクトキーは別である」ためです。
どういうことかと言いますと、以下の図の通りです。

POSAカード裏のプロダクトキー Office 2016をMicrosoftアカウントに追加するために使用される
Microsoftアカウントのプロダクトキー PCにOffice 2016をインストールするために使用される

私はこれを聞いたとき「じゃあどうすればいいんですか」と動揺してしまったのですが、さすがは天下のMicrosoftのサポート、私の言いたいことを分かってくれて、どうすればいいか教えてくれました。
要は、Microsoftアカウントに追加されたOfficeのプロダクトキーを知って、それがPCにインストールされているプロダクトキーと同一かを見ればいいわけです。

プロダクトキーを知る方法

Microsoftアカウントからプロダクトキーを知る方法

MicrosoftアカウントにOfficeを2つ登録した画面

Office 2016のインストールは、まず自分の持つMicrosoftアカウントに、コインで削ったら出てきたプロダクトキーを登録するところから始まります。2つ登録すると、このような画面になるはずです。
もし後からこの場面に行きたい場合は、OfficeのWebサイトから「マイ アカウント」をクリックすれば行けるはずです。

ディスクからのインストール

次に、内部用プロダクトキーを知りたいOfficeの欄にある、「ディスクからのインストール」をクリックします。

ディスクを持っている場合

すると、このような画面が表示されます。説明は省略しますが、上記の通りメディア提供がないOffice 2016ですが、自分でメディアに焼くことでメディアからのインストールが可能になりまず。この画面でインストール用のプロダクトキーが分かるというわけです。
「ディスクを持っている場合」をクリックします。(「ディスクに書き込む」でも可能です)

プロダクトキーの表示

「プロダクトキーの表示」ボタンを押します。

プロダクトキーが表示されます

すると、プロダクトキーが表示されます。これは前述した、インストールに使われる(パソコンに記録されるが見えない)プロダクトキーです。

Office 2016がインストールされたパソコンからプロダクトキーを知る方法

前のステップで、プロダクトキーを知ることができました。次はOfficeがインストールされているパソコンの確認を行います。

まず、「コマンドプロンプト」を起動します。方法はいくつかありますが、Windows 10なら画面左下にある「WebとWindowsを検索」と表示されているところに「コマンドプロンプト」と入れればショートカットが表示されると思いますので、クリックすれば起動できます。

コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力し、Enterを押します。この方法は、インストールされている Office 2013 または Office 2010 のプロダクト キーを特定する方法に書いてある方法をOffice 2016のパスに変えたものです。

cscript “%programfiles(x86)%\Microsoft Office\Office16\ospp.vbs” /dstatus

すると、しばらく経過した後にプロダクトキーの最後の5桁が表示されます。これを前のステップで確認したプロダクトキーと照合すれば、そのPCにインストールされているIDは何なのかが確認できるというわけです。

まとめ

この方法は他にも有効な場合があります。例えば、「同じ日に2つのPOSAカードのプロダクトキーを追加したら、どっちがどっちか分からなくなってしまった場合」などです(アカウント画面には製品名と追加した日付しか表示されないため)。
Trendmicroとかそうだったと思いますが、アカウント画面で「その製品はどのパソコンにインストールされているか」が見えれば解決できると思うのですが、そうはならないものでしょうか。

最後になりましたが、今回はMicrosoftのサポートの方に大変お世話になりました。ただ、チャットでも相談できると書いてあったのでチャットで相談したところ、「1つのアカウントに複数のOffice 2016を追加するのは推奨しておりません」という誤った情報を教えられたりしたので、やはり電話の方がいい気がします(電話の方に「そんなことはありません」と言われました)。

  • POSAカード裏のプロダクトキーはインストールには使用されない
  • Microsoftアカウント画面からプロダクトキーを知る方法と、プロダクトキーを表示させるコマンドを覚えれば照合できる