ベネッセから情報漏えいに関するお詫びと報告の手紙が届いた

 投稿日時
2014/11/05 19:51:21
 最終更新日時
2014/11/05 19:51:21

ベネッセからの手紙

以前、「ベネッセ顧客情報漏洩からパーソナルデータ大綱における名簿屋規制を考える」という記事でベネッセからの顧客情報漏えいについて考えてみました。
このときはすごいことが起こったものだと俯瞰的に見ていたのですが、760万人という情報が漏れただけのことはあり、家人も情報漏えいの対象になっていました。
もしかしたら今回の事件をウォッチしている方々の中にも、実際の手紙は見たことが無いという方もいらっしゃるかも知れませんので、どういった書類なのかここに残しておこうと思います。

手紙の枚数は5枚

手紙は全部で5枚になります。(もちろん、人によって違うかも知れません。)

  • 宛名兼返信はがき
  • お客様情報漏えいに関するお詫びとご報告
  • 漏えいした情報項目について
  • お詫びの品について
  • 「財団法人 ベネッセこども基金」について

次に、それぞれの内容について見ていきましょう。

宛名兼返信はがき

宛名と共に、返信はがきがついていて、お詫びの品を選べるようになっています。
また「ご登録用コード」と「ログインキー」が書いてあり、ページから手続きできるようになっています。私もこちらからやりました。
ちなみに手続き期限は2014/12/15だそうです。

お客様情報漏えいに関するお詫びとご報告

内容としては、まず漏えいした情報に受取人の情報が含まれていたこと、それに対するお詫び、警察に協力することから始まります。
そして対策を行うことと、お詫びの品を用意したこと、最後に今後の約束が示されています。送り主の名前は原田代表取締役社長のものです。

漏えいした情報項目について

漏えいした項目について説明した文書です。ここに書かれている情報によれば漏れたのは以下のものです。

  • サービスにご登録いただいた方のお名前、性別、生年月日
  • 同時にご登録いただいていた保護者様またはお子さまのお名前、性別、生年月日、続柄
  • 郵便番号
  • 住所
  • 電話番号
  • ファックス番号(一部の登録者のみ)
  • 出産予定日(一部の登録者のみ)
  • メールアドレス(一部の登録者のみ)
  • 見事に基本四情報(氏名、生年月日、性別、住所)は漏れていますし、出産予定日は人によっては非常にデリケートなものと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。TBC事件のスリーサイズに匹敵するものにもなるかも知れません。
    また、「クレジットカード情報の漏えいは確認されておりません」と書いてあります。

    お詫びの品について

    今回のお詫びは500円ですが、それを三通りから選ぶことが出来ます。

    • マネーギフト「EJOICA」
    • 全国共通図書カード
    • こども基金への寄付

    前二つはともかく、最後のは?という疑問に答えるのが次の紙になります。

    「財団法人 ベネッセこども基金」について

    ここでは、今回の事態の社会的責任をどう果たすか検討した結果、子どもたちの学習支援などを行う財団を形成することになったため、500円を寄付してもらえればこの活動に役立てると説明しています。
    ネットを眺めていると、ここに違和感を覚えた方も多いようです。確かに、自分たちで漏らしたんだからそのお金は払って、その上で財団なりは考えるべきで、そこを一緒にするべきなのかということを覚える方は多いと思います。

    ベネッセ流出事件はどういう結論を迎えるか

    情報漏えいにおける金額を考えるときに欠かせないのは宇治市における情報流出の金額である、1万円です。裁判となればそこまでの金額となるところ、先んじて500円を払った最初の例はYahoo! BBでしょうか。
    今回の事案はどういった結末を迎えるのか、今回の事案の裏の命題でもある名簿屋問題とあわせ、気になるところです。