ステマ業者はFacebookとYahooニュースを使うのがお好き?

 投稿日時
2014/05/14 16:12:53
 最終更新日時
2015/08/07 13:41:34

ステマは今もなくなっていない

ステマ」という単語が「ステルスマーケティング」の略だと広く知られるようになってから、2、3年経過したでしょうか。
ステマが広く知られ、それに対して向ける目が厳しくなっているというのに、芸能人の方が突然何かの商品を紹介したり、更にその商品を奨める人が他にもいたり、不自然さを感じることが今でもあります。
人はそれだけ口コミを重視するということなのでしょうか。

さて話は変わりますが、私が一般のニュースを知るのは、今やテレビではなくネットニュースであることが多いです。その中でも一番見ているのがYahoo!ニュース。皆さんはどちらを見ているでしょうか。
Googleは言うまでも無く、数多くのサービスがポータルサイトを作っているにもかかわらず、そのサービスのカバー範囲からかやはりYahooは強いですね。
以前私はネットニュース関係の仕事をしていた時期がありますが、Yahooトップページの8件のニュース欄は「ヤフトピ」と呼ばれ、掲載されると一気にPVも上がったものです。

Yahoo!ニュースにある不自然なコメント

最近、そのヤフトピに取り上げられているニュースのコメント欄を見ると不自然なコメントがあることが増えてきました。
例えば以下の記事。

大手商社の記事が横領したという記事のコメント

Yahooニュースでのステマ例(1)

某大手商社の社員がなんと7億円も横領したという記事です。すごいですね。私もすぐクリックして内容を確認してしまいました。
こんな記事にどんなコメントがついているか、一つ抜き出して見てみましょう。

Yahooニュースでのステマ例(2)

「派遣でオペレーターやってた人間が何で商社マンの気持ちがわかるんだろう」ということは置いておいて、不自然過ぎるほど不自然な文章展開です。
しかもそこにコメントがついてやり取りをしていますが、そのやり取りが2分の間に行われています。皆さんはどうでしょう。Facebookについたコメントに対して1分以内に返答したことありますでしょうか。

百貨店が民事再生を申請したという記事のコメント

Yahooニュースでのステマ例(3)

気を取り直して次の記事を見てみましょう。大久保にあった某国商品を取り扱う百貨店が、民事再生を申請したという記事です。
あえて国名は書きませんが、この国に関するコメントは荒れる傾向があります。コメントを一つ見てみましょう。

Yahooニュースでのステマ例(4)

ほうほう、そう来たか、という文章展開です。先ほどと内容は異なるものの、同じ人が書いた感が伝わってきます。
時間が経ってしまっているので細かい時間が表示されていませんが、こちらも1時間以内にやり取りが完了しています。

電車が運転見合わせしたという記事のコメント

Yahooニュースでのステマ例(5)

このような不自然なコメントは、何もテキストニュースだけではありません。映像ニュースにも見つけることができます。
今回の記事は電車の運転見合わせ。さて、こんな記事でも上のようなコメントは書くことができるのでしょうか。

Yahooニュースでのステマ例(6)

おおー、素晴らしい。ちゃんと宣伝に繋げられましたね。おめでとうございます。これで他の電車遅延記事にも同じネタでいけます。
ちなみにこの記事のやり取り(儲けました→自慢ですか?→自慢したくなっちゃって→いやらしい)ですが、何日か見てると何回か見つけることができる、よく出てくるパターンです。

ここから見えるパターン

いかがでしょうか。私の中ではこれはステマ業者の手によるものだと断定していますが、皆さんはどう思われますでしょうか。
見てみると、お決まりのパターンがあるのに気づきます。

  1. 自分の過去のつらかった状況(派遣、リストラ、家族を路頭に迷わせる)を述べる
  2. 「○○○○」を数十万で始める(サービス名の前後は改行して強調)
  3. 2、3年経ったら数千万になった!
  4. 自分は言われたままにやっていただけ
  5. 記事に対するどうでもいいコメント

もしかしたら皆さんの中には「Facebookは実名アカウントだから人が実在するはず」と思われる方もいらっしゃるかも知れません。ですがそれは「実名っぽい」アカウントなだけで、写真はネットに上がっているのを持ってこれますし、名前もメールアドレスも作ればいいのです。
その証拠に、これらのアカウントの中には「登録後すぐYahooニュースにコメントして、後は活動していない」というアカウントもいます。

この業者の目的は何なのか

この業者が何を目的にしているか、というと正直迷います。
検索エンジンで検索されたときにいい評判が出てくるようにしたい、というSEO目的で知恵袋は数多く使われていますが、これはそういう目的には見えません。
「株のサービスで儲けた人がいる」という印象形成をしておいて、それを見た人に対してスリーパー効果を狙っているとしたら待つ気がありすぎます。
本当のところは分かりませんが、単純に「ステマ業者が(効果はともかく)こういったサービスを始めた」が真相なのかも知れません。

ステマにだまされないために

今日は最近ネットで見て気になっていたステマネタを取り上げてみました。冒頭で挙げたように、芸能人がさも自然に薦めていたら、視聴者は見破る方法がありません。かといって、全てを疑いながら見るのは人の生き方として哀しい限り。
そういう意味では、一目でウソと分かるウソをつく業者は正直とも言えるかも知れませんね。

私としては、ネットにウソは書かないように生きていきたいと思います。皆さんも、だまされないように、だまさないように気をつけてくださいね。